Campagnolo (カンパニョーロ) EPS Super Record リアディレイラー

メカニカルパーツと同様にEPSプロジェクトの誇りであり喜びでもあるリアディレイラーには、11枚のスプロケットを同時に使用したマルチシフトの場合でも変速スピードを最適化し、これまでにない精度を保証する一連の技術とイノベーションが盛り込まれています。

EPSリアディレイラーは機械式ギアから派生したディレイラーロッド／平行四辺形／ディレイラーケージからなる機械構造と、電子アクチュエーターで作動するウォームスクリューで主に構成されています。

電子制御式リアディレイラー・アクチュエータはディレイラーと同様に、ギアモーターとその動きを読み取るセンサー（内蔵型レゾルバ）で構成されています。パラレログラムの形状は電子部品との相互作用を促進するために剛性を高め、最適化されています。

パラレログラムとカーボン製ディレイラーケージはスクリューシステムとリードウォームスクリュー（スプリングスクリューではない）によって動かされ、DTIと通信する電子アクチュエーターによって実現されています。アクチュエーターに内蔵されたレゾルバーはリアディレイラーの動きを常に読み取り、DTI（デジタル・テック・インテリジェンス）と通信することでその位置を最適化することができます。

リアディレイラーにはヘリコイドスプリングを使用した遊び回復システムが搭載されており、安定性と精度を最適化することで長距離ライディング後でも長期間にわたって動作と性能を一定に保つことができます。

機械式リア・ディレイラーと同様に、メカニカル・エンド・ストップを調整するネジとアッパー・プーリーとスプロケットの間の距離を調整するネジの2つのネジを操作することで、フレームとチェーンに対する位置を最適化することができます。これによりリア・ディレイラーの取り付けを最適化し、その動作の精度を高めることができます。

特徴:

• DTI（Digital Tech Intelligence: パワーユニットに搭載されたデジタル・テック・インテリジェンスはすべてのEPSコンポーネントから送られてくる信号を継続的に監視し、その動作を管理します。
• マルチシフト: マルチシフトには限界がなく、サイクリストの指先で選択することができます。
• ライドバックホーム: リアディレイラーのアンカップリング機構は走行中にバッテリーが切れた場合に便利です。リアディレイラーを手動でアンカップリングして必要なスプロケットに配置することができます。
• ウォータープルーフ: IP67を達成するためにEPSシステムの電子部品は一連のテストを受け、水深1メートルの環境下で30分以上完全に機能することが証明されています。